達人に教えてもらった学生や若手の社会人が必読の良書20冊【2016年版】

学生や若手の社会人のみなさんは、どのくらい本を読んでいるでしょうか?2016年2月に全国大学生活協同組合連合会(東京)が発表した「生活実態調査」によると、本を全く読まないと回答した大学生の割合が45%を超え、過去最低の水準となっていることが明らかになっています。

また本を読まない人の若手社会人の傾向として

  • 仕事が思うようにいかない
  • 伝える力が明らかに劣っている
  • 同期とものすごい差が付けられている
  • もうすでに仕事をやめたい

があります。私自身も学生や20代前半の社会人のときは、年に1冊も本を読まず上記のような悩みを抱えていました。幸いなことにたまたま周りにコンサルの達人がおり相談したところ、「まずは本を読むことだ、おすすめ本を教えてやる」ということでおすすめしてもらいました。

達人いわく「本の中には普段は絶対会えないような人をはじめとした様々な人が長い年月をかけて得た知識とノウハウが詰まっている。勉強でもそうだが、まずは真似をしてみて自分の中で使えるようになっておくことと3カ月もしない内に効果が表れてくる」とのこと。

なかば半信半疑だったのですが、ものすごい実績を持っている達人で尊敬もしていたので実践したところ、そこから少しずつ「何か変わってきたな」と自分でも思うようになったのと、自分に自信が持てるようになり、仕事も順調になったのを覚えています。

今回は、仕事の達人に教わった「社会人になる前の学生」もしくは「若手の社会人」に読んでおくと、仕事がスムーズに進むようになる自己啓発書を20冊紹介します。有名どころの本もあれば、あまり知られていない知る人ぞ知る本も紹介しています。

また、これらの本に書かれている内容は仕事に必要な知識・ノウハウのみならず、これから一人の人間として生きていく中でより良い自分になれるためのヒントが詰まっています。ぜひご覧ください。※新しめの本が混ざっておりますが、達人と話す機会があり、最近教えている本20冊を紹介してもらいました。

目次

【1】嫌われる勇気

1.嫌われる勇気

「嫌われる勇気」はアルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」を分かりやすく対話形式にしている本です。

「人間が抱えるすべての悩みは対人関係にある」とした上で、どのように対人関係を改善していくかという具体的な策について示してくれています。

まさに今、対人関係に悩んでいる人もいるかもしれません。社会人になると特に仕事を通じて関わる人が増えるので、対人関係を如何に構築するかという点は永遠のテーマの1つだと言っても過言ではありません。

「人から好かれたい」「認められたい」という想いが強い人はもちろん、対人関係で悩みがちな学生に読んでほしい1冊です。

【2】一流の人に学ぶ自分の磨き方

2.一流の人に学ぶ自分の磨き方

みなさんはこれからどのような人生を歩んでいきたいと考えていますか?少しでも誰かの役に立てるような一流の人になりたいと思っている人も少なくないかもしれません。

「一流の人に学ぶ自分の磨き方」では、著者のスティーブ・シーボルトが20年の歳月をかけて研究をした結果、誰でも一流になれるということを証明している本です。

自分を上手くコントロールでき勉強をし続けられることが一流の人になる事ができた人と二流以下に甘んじている人との差である事を痛感させられます。

【3】フランス人は服を10着しか持たない

3.フランス人は服を10着しか持たない

「フランス人は服を10着しか持たない 」は、著者がフランス貴族の家にホームステイした際、その家を取り仕切っているマダム・シックから学んだことが描かれています。

食事を存分に楽しむために間食はしない。上質な物を少しだけ持って大事に使う。本のタイトルを見ると洋服のことだけが書かれているような気になりますが、本で描かれていることは洋服だけではなく生活全般において小さな幸せを見つけるコツです。

もう少しシンプルに生活したいと思っている学生には特に必読の1冊です。

【4】世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

4.世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

あまりにも質素な暮らしぶりをしていることから「世界でいちばん貧しい大統領」として知られるようになったウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏が発したスピーチや受けたインタービュー内容の中から名言をピックアップしてまとめられたものが、この「世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」です。

ホセ・ムヒカ前大統領といえば、2012年にブラジルのリオ・デジャネイロで行われた国連会議で「世界が抱える諸問題の根源は、我々の生き方そのもの」だと説いたスピーチは有名です。「世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」にも全文が掲載されています。

「幸せとは何だろう?」社会人になる前にぜひ考えておきたい疑問の答えがこの1冊の中に隠されていそうです。

【5】ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

5.ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

思考と感情をメモに書いて言語化することで、どんな人でも頭がよくなって心も鍛えられる。

「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」は著者が14年の間マッキンゼーで活躍した中で編み出した独自のメソッドが描かれています。

単にメモに書けばいいということではなく1分間の間にA4サイズの用紙にメモ書きをしていくという毎日続けやすいメソッドを学生のうちから続けることで、社会人になった際の精神力やプレゼン力に多大なる良い影響をもたらしそうです。

特に企画職・営業職への就職を希望している人・従事している人に読んで欲しい1冊です。

【6】選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方

6.選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方

みなさんは商品が魅力的であれば、その会社はブランディングに成功したと言い切る事ができますか?

「選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方」では、会社がお客様から選ばれ続けるためには商品が良いだけでは足らず、社内の体質改善やお客様への伝え方が大切だと説いています。

近年はSNSが企業に与えるパワーが強くなっており、お客様がつぶやいた一言が引き金となって企業の株価にも大きく影響するような不祥事へと繋がるケースが少なくありません。

企業ブランディングに関する内容なので経営者が読めばいい…と言わず、社会人として企業の一員になる上でどのような心構えが必要なのか、あるべきかなのかを知るのに良い本です。

【7】新・パーソナルブランディング――独立・起業を成功させる18のステップ

7.新・パーソナルブランディング――独立・起業を成功させる18のステップ

「パーソナルブランディング」というと、独立・起業を目指す人が考えるものだという印象をもつ人もいることでしょう。しかし、機械が人間の代役を務めるようになっている今、如何に継続的に利益をあげ、社会に貢献し、自分自身やまわりの人を幸せに導ける個性を出していくかという点については、独立・起業を目指す人だけではなく誰もが求められるようになりました。

「新・パーソナルブランディング――独立・起業を成功させる18のステップ」に書かれている18ステップを知り、学生のうちから実践していくことで、少しでも早く唯一無二の人間に近づけるはずです。

【8】タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル

8.タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル

みなさんにとって苦手な人は誰ですか?「苦手な人なんていません」と答える人はきっとゼロに近いことでしょう。

「タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル」はコミュニケーションのプロが「話をする前に何を考えているのか」ということを脳科学者の解説付きで紹介しています。

苦手な人を1人でも味方にできるコミュニケーションスキルとはどのようなものなのでしょうか。「また会いたい」と言ってもらえる人になるには、どのようなコミュニケーションスキルが必要なのでしょうか。社会人になってからはもちろん、学生時代の今でも直ぐに実践できる方法がこの1冊に凝縮されています。

【9】人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」

9.人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」

「人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」はコミュニケーション法というよりも好かれる人間の共通点を洗い出した上で、好かれる人間になるために実践したい7つの技法について紹介した1冊です。

好かれる人間とは何でも完璧にやり遂げることができる優等生タイプの人物かと思いきや、実は欠点の多い人ほど周囲から好かれやすいという傾向があります。なぜ優等生タイプの人より欠点の多い人の方が周りから好かれるのか、そんな理由を知りたいと思いませんか?

人間関係は何歳になっても悩まされる問題の1つです。人間関係を好転させられるような実践法を知っておくだけで、これからの人生を豊かに過ごせそうな気がします。

【10】苦手な人が気にならなくなる本

10.苦手な人が気にならなくなる本

社会人になるとどのような理由で人間関係に悩みを抱えてしまう傾向があるか、みなさんはご存知ですか?

「学生時代は合わない人なんていなかったのに職場には合わない人がいる」「チームワークの悪さが気になって作業がはかどらない」「職場に理不尽な上司がいて悪いことをしたわけではないのに怒りを投げ付けてくる」

こんなことはドラマの中だけかと思うかもしれませんが、実際に普通の職場で遭遇する可能性の高い事例です。

「苦手な人が気にならなくなる本」の特徴は、社会人が見た場合でも「そうそう!」「あるある!」と思わず同意せずにはいられなくなるほどのシチュエーションがマンガで描かれていることです。

本に直接書き込めるような「苦手な人が気にならなくなる実践ワークシート」も掲載されているので、学生時代はもちろん、社会人になってからもバイブル代わりとして使い続けたい1冊です。

【11】数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。

11.数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。

社会人になると様々な「数字」を扱って仕事を進めて行くことになります。この進め方1つとっても、理詰めで数字を扱える人もいれば、経験や勘に頼って数字をなんとなく扱ってしまう人もいます。

「数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。」は仕事をする上で知っておきたい数字を使う意義や、数字やデータの使い方・活用方法についてストーリー仕立てで分かりやすく解説してくれています。

数字に苦手意識を持つ人や日頃から感覚で動いてしまうケースの多い人は必読です。

【12】改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

12.改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん

「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」は、外部環境の変化が激しい現代において、お金とは何かという根本的な原理原則を知ることができるベストセラー本の改訂版です。

バブル崩壊後に生まれた学生のみなさんにとって今は日本だけではなく世界レベルで見ても経済成長を望むことができない時代です。未来に希望を見出すことができないみなさんにとって、社会人になった後は、お金を稼ぐために働くということとは異なる考え方が必要になっています。

お金のことは学校も周りの大人もきちんと教えてくれません。学生のうちに、お金の原理原則をしっかり学んでおいて損はありません。

【13】「お金を稼ぐ!」勉強法―「学んだこと」を「お金に変える」技術

13.「お金を稼ぐ!」勉強法

この世の中には傍から見ると、らくしてお金を稼いでいるように見える人もいれば、真面目にコツコツと頑張っているにもかかわらずお金を稼ぐことができていないように見える人もいます。この差は一体なんなのでしょうか?

「「お金を稼ぐ!」勉強法―「学んだこと」を「お金に変える」技術」では、お金を上手く稼ぐことができる人とそうでない人との間には勉強方法の差があると説明しています。

時間やお金をかけて勉強したことをいかに「稼ぐ」ことに繋げるか、お金を稼ぐことができる勉強方法を今のうちに知っておくことで、社会人になった際の「お金の苦労」は最小限に抑えられるかもしれません。

【14】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

14.難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

汗水たらして稼いだお金。そのお金が何もせずに増えるのであればこれほど嬉しいことはありません。お金を増やすというと「投資」という言葉を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、投資というと難しいイメージや失敗しそうなイメージは拭いづらいものです。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の作者は東京大学を卒業したのち、外資系証券や保険といった金融会社を経験した「お金のプロ」です。

お金に関して難しいことがわからない人ほど、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」に載っている分かりやすい説明は「あぁ!なるほど!」となるはずです。

【15】稲盛和夫の実学―経営と会計

15.稲盛和夫の実学―経営と会計

本のタイトルに「経営」「会計」と書かれていると「自分には関係ない」と思ってしまう人が少なくないかもしれません。

しかし、社会人なら誰もが知るカリスマ経営者である稲盛和夫が経営と会計をどのように結び付け結果を出してきたのかということは、「社会人の一般常識」としてぜひ知っておいて欲しいところです。

儲けとは何なのか。値段を決めることとは何なのか。経営と会計との関係が分かった上で仕事をすると多岐にわたる発見があり「仕事がつまらない」と言っている暇はなくなることでしょう。

【16】ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

16.ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

「ビジネススクール」というと以前は社会人が経営に関して広く学びたいと自己啓発目的で通う場であるというイメージが強くありました。

しかし、今は学生の中でも就職や就職後のことを想定して通っている人も増えてきました。とはいえ、ビジネススクールで学ぶことができる経営学は、けして最先端のものとは限りません。

「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」はそのタイトルの通り、世界最先端の経営学から知ることができるビジネスとは何かという点について、日本企業の例も含めながら紹介しています。

学生もしくは若手のうちから経営に関して高い意識で勉強している人ほど読んで欲しい1冊です。

【17】引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想

17.引き算する勇気

アップル、スターバックス、無印良品。これら三社に共通していることは「引き算」だと「引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想」では語られています。

何かを足したり何かを押したりすることよりも、何かを引いてシンプル化させた方が本質的な価値・個性が出てきて人を引きつけるきっかけにもなります。

日本の99%以上は中小企業です。みなさんの中にも中小企業に就職することになる人がいるでしょう。人・物・金・情報といった経営資源の限られた中小企業が生き抜く為に必要なことを学生のうちに知ることができれば、社会人になった直後から自分のために・企業のために・世の中のために動くことができるのではないでしょうか。

【18】USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

18.USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

みなさんはUSJって行ったことがありますか?人気映画の世界観を楽しむことができるエリアがあるかと思えば、家族連れが笑顔で過ごすことのできるエリアもあるなど、USJは今やオンリーワンのテーマパークとして存在価値を高めています。

しかし、かつてUSJは「楽しくない」「行きたい気持ちにならない」といった声が普通に聞こえてくるほど問題が山積みとなっていたテーマパークでした。そんなテーマパークがなぜ今のように幅広い世代に愛される場となったのでしょうか。

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」を読むことで、企業が復活するために必要なヒントを得ることができます。

【19】社会が変わるマーケティング ― 民間企業の知恵を公共サービスに活かす

19.社会が変わるマーケティング

マーケティングの大家といえばフィリップ・コトラーです。そんなコトラーが売上・利益を上げるために活用されてきたマーケティング手法を社会に変革を起こすために使おうと提案している本がこの「社会が変わるマーケティング ― 民間企業の知恵を公共サービスに活かす」です。

本の中では今の日本では想像も出来ないような事例も含まれています。しかし、海外で行われていることは何年かのちに日本におけるスタンダードになるとも言われています。

現代社会に対する疑問をもっている学生の人はもちろん、マーケティングについて興味をもっている学生の人にとっては感動すら覚えるような1冊となっています。

【20】人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書

20.人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書

今の日本市場は勢いが右肩上がりとは言えない状況です。そのため、「良い物なら売れる」「広告費をかければかけた分だけ売れる」といった、今まで当然のように使われてきたマーケティング手法が効果を生み出さないケースも出てきました。

そんな今だからこそ読んで欲しい本が「人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書」です。この本では人を動かすことこそがマーケティングの目的であるという点に着目をし、人が物を購入してくれる「行動」の作り方を6つのステップに分けて紹介しています。

将来、商品企画を目指している人や営業職を目指している人はもちろん、技術者として社会に有益なものを作っていきたいと考えている人も目を通しておくと、物の見方・考え方が広がるのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたか?是非この20冊を学生もしくは若手の社会人のうちに読んでみて下さい。どれもオススメできるものばかりです。